私のドローイング(デッサン)初体験/ドゥードゥルアート(doodle art)のすすめ

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ポイントだけでなく、訪問者数も私が把握している限り過去最高。1,000人をちょっぴり超える日はたまにありますが、1日にこんなに多くの方がアクセスくださるのは初めてのことでした。うれしいです!投票してくださったみなさん、どうもありがとうございました。

たぶん一時的な現象だと思うので(以前もナゼか数日間だけポイントがそれまでの倍くらいになって何の前触れもなくまた突然半分になった経験あり・苦笑)、「さあ、人気上昇中のうちに次は何をお見せしようかしら」(笑)と頭の中は楽しい計画でいっぱいです。

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今日は先日少し触れた、2年前に参加したドローイング(デッサン)のクラスのお話を。

カレッジの本科コースのひとつとして1学期間通い単位をもらった二次元デザインやグラフィックデザインのクラスとはまったく違い、私の参加したドローイングの教室は週1回x3週間で終了する単なる趣味のワークショップでした。

「宝くじが当たったら?」の質問に過去20年ほど「個人レッスンで優雅にピアノ、テニス、絵を習いたい」と答えているくらい絵を学ぶことには興味があり、チャンスがあればと常々思っていましたが、あってもカレッジで受講することにはためらいがありました。

なぜなら成績がつくのが怖かったからです!勤勉さと集中力(=しつこさ・笑)にだけは自信があるので大抵のことは努力でどうにかなると思い込んでいますが、こればかりは生まれ持ってのセンスがないと無理だと思い、作品を評価される環境で絵を習うことには消極的だったのです。

なので、経験を問わない、たとえるなら区や市の主催のコミュニティーセンターのデッサン教室のようなこの3回コースを見つけ、「気楽で私にぴったりだわ」と申し込んだわけです。

絵についてエラそうに(笑)分析することには慣れていましたが、描き方を教わるのは初めて。持って生まれた才能や経験にももちろん左右されるけれど、たとえばレシピさえあればパンが焼けるように、型紙と手順書さえあればブラウスが縫えるように、描き方さえ知っていれば私でもある程度は可能かもしれないと勘違いさせられるような目からウロコ体験の連続でした。

特に、「線」を追うのではなく「形」を見つける、というコンセプト。人の顔を見るとどうしても目鼻口の輪郭を追ってしまうけれど(それこそドラえもんの絵かき歌のように・笑)、そうではなくて目と眉の間のくぼんだところにある黒い三角形、光が当たって頬に出来た白い台形、というように、「形」を見つけて並べれば見たものを紙面に写せる、というコンセプトです。

私が「これは意識改革だ!」と震えたのは(笑)、黒い紙に白で描くという経験でした。

普通に白い紙と鉛筆で練習して「あれ、私イケるかも?」なんて調子に乗りかけていても、モノクロ写真と黒い紙を並べて白い鉛筆を与えられるとまったく手が動きません。だって本来「描く部分」(黒いところ)はそのままで、「描かない部分」(白いところ)を描くんですから!

これはもう、目とか唇とか言っていると頭が混乱して前に進みません。目鼻口はないものとみなし、丸や三角や四角の「形」のみが存在すると無理やり脳内を変換してやっと描き出すことができたのです。ああ、こういうことか、と。それで「意識改革」(笑)。

とにかく、人間の顔に見えるか、写真と似てるか、などは一切考えずにひたすら「形」だけ写し、さらに顔のパーツなどは意識せずただ機械的に明るいグレーの部分はうっすらと、白いところは力を入れて白の色鉛筆で塗っていったら、ちゃんと顔らしいものが出現しました。

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半信半疑で、ただ盲目的に形だけ描き写すこと約15分。で、我に返ったらこれが出来ていたので本当にびっくりでした。しかもまわりの人たちが「そっくり」というくらい見本の写真に似ていたのです。感激でした。

成績もつかない単なる趣味の教室とは言え、根っからの生真面目人間なので(笑)受講中の3週間はできるだけ学ぼうと家でもよく練習していました。

自分の左手を描いたり...

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右上の隅に描き始めと描き終わりの時間が記されています。理由は知らないけど、ひとつ10分か15分以内で終わらせることにこだわっていて、時間切れになると途中であっても終了して次のものを描いていました。2年前の自分、不思議すぎる(笑)。

パステルでミニバラを描いたり。

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うっすら透けている次のページは自画像。激似だけど激ブスなのでお見せ出来ません。夫も「上手に描けてるけれど似ていないよ」などと矛盾したことを言ってなぐさめてくれました(笑)。

絵は上手ではないけれど、たまにスケッチブックにお花や雑貨を描いたりしています。

*****************

さて、この教室。大変おもしろかったのが教えてくれた先生でした。風景画が専門の彼女は熱心なドゥードゥリング(doodling)ファンで、「シャーピーは画材です」とともに「ドゥードゥリングは真面目なアートです」という名言(?)も。

ドゥードゥル(doodle)というのはらくがきとかいたずらがきという意味で、一般的には授業中ノートの余白にぐるぐるの迷路や先生の似顔絵を描いたり、教科書の歴史的人物にヒゲを生やしたりツノをつけたり、サングラスをかけてツッパリ風にしたりというのが連想される言葉です。

そこから派生して、アートではこんなイメージ。固定した作風はないけれど、ストリート系やヒッピー系の印象が強いジャンルではないかと思います。

日本語では、「ドゥードゥルアート」としないと該当の文献や画像は出て来ないようです。

先生はとにかくドゥードゥリングが好きで、本命の作品作りに行き詰まると気分転換にドゥードゥリングをすると言うのです。初心者の私たちが必ずスランプに陥ることをよく知っているので、彼女は初日からドゥードゥリングの用意をしてくれていました。

作品例を見ても分かるように決まったルールはありませんが、行き詰まった時のリフレッシュ法として取り入れるので「とにかく頭で考えないこと」が鉄則。そして教室では「1本描きすること」、「抽象画に徹し、お花やハートなど具象的なモチーフは避けること」という先生独自の定義に基づいてドゥードゥリングが行われました。

その日のノート。Doodling=seriousってメモってある(笑)。

b0208652_2152445.jpg


1本描きされたグニャグニャのあとに「シャーピーで着色」とあります。そうです、ここであの「シャーピーは画材です」発言がなされたのです(笑)。

白いカードストックを半分に切ったものをみんなに数枚ずつ配り、「さあ」と言わんばかりに200本はあろうかというシャーピーをテーブルいっぱいにぶちまける先生。私も他の生徒たちもドローイングとドゥードゥリングを交互にやりながらとても楽しい時間を過ごしたのですが...

ないのです、描いたものが。3週間で私はおそらく6、7枚は描いたと思うのですが、手元にはないのです。他のみんなも、「先生、ドローイングは返してくれるのにドゥードゥリングは返してくれないよね」、「もしかして人のドゥードゥル集めてるとか?」、「どれだけドゥードゥリング好きなんだよ!」(笑)。

しかし自分のスケッチブックには残っていました。

b0208652_2120487.jpg


どれも無理やり1本描き。一度ペンの先をペーパーにつけたら最後まで離さず一気仕上げです。黒のシャーピーでドゥードゥルをしてできたブロックをカラーのシャーピーで塗りつぶしています。

それぞれ4x5.5インチのいつも作るグリーティングカードのサイズ。まさかこれをカードのデザインにするつもりだったとか?2年前の自分、恐ろしすぎる(笑)!

そういうわけで、新しいシャーピーの試し書きと兼ねてしまったためにあんなにかわいいうさぎさんのイラスト本からあのようなサイケデリックな結果が生まれてしまったのでした。

このブログではマーサカラーの優しい雰囲気のクラフトが中心だからかいつもとのギャップに驚かれた方もいらっしゃったようでしたが、実はサイケの裏にはちゃんと経緯があったのでした〜!

ナゾの高ポイントはいつまで続くかしら(笑)?今日もクリックお願いします!

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by marikobrown | 2012-04-04 22:19 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(18)
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Commented by けりぃ at 2012-04-05 03:32 x
去年の夏にYoutubeでDoodle作品を見てはまって、シャーピーの数が劇的に増えました。もちろん画材です(笑)そしてこの先生がDoodleは返してくれない気持ちもかなり分かります。特に絵に興味のある生徒のDoodleなんて・・・のどから手が出てます!wやはり最初からKeepするつもりで描かせたはずです!!そして私がこの間のイラストにときめいたのもやっぱりDoodle&Sharpieのせいのようですね。なので、私こんなGreeting Card欲しいです!!というか、私の場合はDoodleにはまってすぐ旦那の誕生日だったので、DoodleのBirthday Card作りました。
私も大学でしょうがなく受けたDrawingのクラスがきっかけで絵だけではなくCraft関係もどんどん好きになって今に至ります。やはり苦手なところはいっぱいあるんですが、それよりも好き!っていう方が大きくなったという感じでしょうか?でもその好きという気持ちがあればどうにかなるものですね。
Commented by ks_1119 at 2012-04-05 07:52
私は絵心が無いんですよねぇ・・・。
Commented by グランマ at 2012-04-05 07:57 x
marikoさんの学ぶと言う 意欲に ただただ頭が下がります。
いつも拝見している 素敵な作品達は、今までの努力のたまものだったんですね。

marikoさんの辞書に "妥協”の文字は無い!!
と、思いました。
Commented by 雅風 at 2012-04-05 09:58 x
「線」を追うのではなく「形」を見つける・・・ああ!これは大変な意識改革!!まさに大きな大きなヒントときっかけをいただきました!そうか…そういうことなのですね。いつでも頭(意識)を柔軟に、いろんな角度から物事をとらえるってこういったことに繋がるのですね。また1つ大きなことを教わりました。ありがとうございます。
ミニバラも素敵ですが、左手を描いたものがすごくいいな~と思いました。まさに勉強中、練習中って感じがします。2年前のカードデザイン・・・このままお蔵入りにしないでカードとしてどんなか?見てみたいですけどね(笑)
Commented by フランカー at 2012-04-05 10:45 x
クラフトだけでなく絵心まであるとは、marikoさんの血にはかなりアートの才能が流れてらっしゃる!
黒い紙に白で描くって、なんだか雰囲気が斬新!目力すごくてびっくりです!
Commented by ORIKO at 2012-04-05 11:34 x
doodlingはアート・・・もちろんです!
私にも一言言わせていただければ、マンガやイラストもアートです!(^・^)
貧乏性なので、何かに興味を持ってもなるべく独学で・・・と思ってしまうのですが、やはりプロのレッスンを受けると目からウロコのことが多いんでしょうね~。
やばい、私もレッスン受けたくなって来た。(^・^)
Commented by ムームー at 2012-04-05 12:36 x
わぁ~素敵~
しっかりと描かれてて迫力ありますわ。
何でも出来るって素晴らしい才能ですね。
文も小気味良く、作品も素晴らしいなんて素敵すぎますね。
まだきよしくんワールドに浸ってるみたい♪
Commented by nico-heal at 2012-04-05 12:53
すごい、かっこいいですね。この間私の描いたのがほんとに単なる落書きにしか見えなくなってきました、とほほ(涙)。でもDoodleって奥深いですよね。私の持っている本にもまさにmarikoさんの言わんとする内容が書いてあり、関心を持って読んでいたところだったので、まさにタイムリーな内容でした。
いい勉強になりました^^。
Commented by mm at 2012-04-06 05:31 x
Marikoさん、はじめまして!先日、クラフト用品の調べ物をしていてMarikoさんのブログに辿り着きました。只今、期間限定でCA(シリコンバレー)に住んでおり、カード作りのワークショップに参加しようとしている者です。今までMichaelsのスクラップ系売り場は気にもしていませんでしたがマーサのパンチなど今は欲しいものだらけ(笑)なのでクーポン片手に通う日々です。素晴らしい作品の数々、グッズの使い方、応用、大変勉強になります。これからも応援しています!!
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:05
けりぃ様、
やっぱり画材ですか、シャーピーは(笑)!油性マーカーというとコピックとかチャートパックあたりが画材として知られていますが、とくにコピックなんかはお値段がいいのでなかなか手が出ません。それに同系色が多くてグラデーションがきれいに表現できるという利点も私のような使い方(ブロックのべた塗りなど)をする者にはあんまり関係ないことなので、やっぱり安価なシャーピーがちょうどいいといった感じです。

ドゥードゥリングのカード、オシャレに描けるならぜひ私も作ってみたいです。でも、「よし、作品としてカタチにするぞ」って構えちゃうとダメなのよね。何か作ろうとか、人に見せようとかっていう意識ナシで始めて、だんだん調子に乗ってくるのがいいのかもしれません。シャーピーで遊んでいると部屋がシンナー臭くなるので、夫は「お前は換気をしないからそんなものを書き出すんだ」などと言っています(笑)。

ドローイングのクラス、いつかは取りたいって思ってるんですよ。でも木炭画も得意じゃなくってね...なんで太字の黒インクのシャーピーだとあんなにスラスラと動かせるのかしら。やっぱりシンナー効果(笑)?
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:06
ks_1119様、
私もないんですよ、そんなものは。でもコツと練習でなんとかなるのかも?と思わせられる教室体験だったのでした。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:11
グランマ様、
私のブログを長く読んでくださっているグランマさんは、さすがに私のことをよくご存知でいらっしゃる。何ごとにも妥協はないんですよ。単にしつこいだけとも言いますが(苦笑)。

どれもこれも学問として正式に学んだことはないのですが、あっちでちょこちょこ、こっちでちょこちょこと、よい先生に巡り会いながら刺激を受けていることが趣味のカードやアルバム作りにも活かされているのかもしれません。うれしいことをおっしゃってくださり、ますますソノ気になってきました(笑)。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:20
雅風様、
アートやクラフトに詳しくない方でも楽しめるよう、ブログではなるべく一般的な内容を一般的な言葉と表現で書くように心がけていますが、雅風さんのように私の経験から何か受け取ってくださる方がいると知るとうれしくなって理屈ブログに走ってしまいそうです(笑)。跳び箱も鉄棒も補助輪なしの自転車も、いくら練習しても上手くできなかったのにある日何かの拍子に突然コツが分かってできるようになったりするものですが、デッサンなどももしかしたらそういう類のものなのかもしれないと思った教室体験だったのでした。

描いた左手、私の父が異常なほどに反応していました。「あれは真理ちゃんの手でしょう?お父さん、小さい頃によく握っていたからよく分かるよ」ですって!本文にそう書いてあるじゃん!握らなくったって分かるよ!と爆笑だったのでした。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:22
フランカー様、
アートの才能、生まれ持っていたらこんなに苦労はしないのですが(苦笑)。目力、私も描いてみて自分でびっくりでしたよ。ただ白く見える部分を白い色鉛筆で強く塗っただけなのに。何か描こうとする時、「こういうものはこうあるべき」みたいな先入観を払拭して素直に見たままを描くことが大切なんではないかなと思います。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:29
ORIKO様、
マンガはアートです!もちろん!人間の骨格や筋肉の動きを理解してデッサンの基礎ができていないと、しぐさや表情をインク画で表現するのは不可能だと私も思います。アメリカでアートやデザインを受講すると、かならずクラスにひとりかふたりは日本のマンガやアニメに影響されたイラストレーターや漫画家志望の子がいます。私は詳しくないのでアプローチされても何もオファー出来なくて残念なのですが。日本のマンガ、ものすごい影響力だと思います!
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:33
ムームー様、
絵の先生をされているムームーさんに褒められると、うれしいけれどなんだか恥ずかしいわ〜(苦笑)。素人中の素人、初心者の私にしては、これだけ人間の顔が人間の顔に見えれば上等って思っています。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:39
nico-heal様、
nico-healさんもドゥードゥルをなさるんですか?本まであるなんて、知りませんでした。さっそく拝見しに行かなくっちゃ。ドゥードゥルは本来の意味は落書きだけれど、リンクに貼ったような作例を見ていると完璧なアートっていうものもありますね。あんまり構え過ぎず、よい成績をもらおうとか、誰かに見せて褒められようとか、そういった目的を持たずにグルグル描いていると意外とおもしろいものができるかも?ってくらいのスタンスでいるという意味では「らくがき」なのかもしれませんね。
Commented by marikobrown at 2012-04-07 16:47
mm様、
はじめまして、コメントありがとうございます。mmさんは期間限定でのアメリカ滞在とのこと。それじゃあ日々リサーチをして、日々マイケルズに通って、気になるものはすべて手に入れないと(笑)!冗談抜きにしても、どうやら輸出入には規制があって日本ではなかなか手に入らないものなどがあるそうですから、こちらにいるうちによいお買い物ができることを願っています。

ワークショップも楽しみですね。私もこちらでクラフト系のワークショップには何度か参加していますが、同じ道具と材料とお手本でよーいドンで始めても、独走する人々の割合やその独走具合には驚くものがあります。いろんな意味でよい体験になるかと思いますよ(笑)!
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ごくシンプルな手作りカード、アルバム、ペーパークラフト、ツールやマテリアルの使い方etc、カリフォルニア州サンディエゴからお届けするハンドメイド日記です


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